思い出のホテルへ到着、駐車場で目にしたのは

「まさかあんな偶然があるなんて」と、肩をすくめた佳子さん。

子どもが通う学校のPTA仲間だったA氏と浮気したときのことを振り返る。

出会いは創立50周年の式典準備。

佳子さんもA氏も、夫婦そろって役員として参加していたのだそうだ。

式典が無事に終了した後、役員たちとの打ち上げで、佳子さんはA氏といいムードになる。

そして、ドライブに誘われた。

「酔って騒いでいるとはいえ、夫が隣のテーブルにいるのに。でも、魚心あれば水心で、即OKしました。」

約束の日、子どもは部活動から直接塾へ生き、夫は早朝からゴルフ。

日常から解放された佳子さんは、迎えにきたA氏に、青春の思い出のある海辺まで車を走らせてもらった。

目的地は、独身時代に当時は恋人だった夫と何度も利用した、お気に入りのラブホテル。

だって、「駐車場について目を疑いました。だって見慣れたわが車が停まっていたんですから。」

車中で唖然としていると、ホテルの出口から夫が出てきて、見事に「鉢合わせ」。

夫の隣にいたのは、なんとPTA仲間の主婦だった。

A氏はサッと身をかがめたため、見つからずに済んだらしい。

「車に乗る直前、夫が何気なく振り返り、目が合った。怒りがこみあげましたね。自分のことを棚にあげて、ですけれど。でも、その時点で私は未遂、夫は事後。しかも、相手は仲間内でも最も評判の悪い女。趣味が悪いし、安直すぎる。もう許せなくて。私、やられたらやりかえす正確なんです。それまでのAさんへのときめきはどこへやら、とにかく夫に復讐しようと思いました。」

夫が車で逃げると、佳子さんはすっかり及び腰になっているA氏を「ショック」「悲しい」と泣き落として部屋へ。

当初の予定通りセッ○スという目的を果たしたのだという。

「帰宅すると、その日は私も夫も、何食わぬ顔でいつもどおり会話をしたし、いつもどおりベッドで並んで寝ました。ただし、いつ相手が口火を切っても応戦できるよう、どちらも身構えて緊迫した空気。1ヶ月くらいはそんな感じで、気まずかったです。」

A氏とはそれっきり、役員も夫婦で自体した。

だが、なんとそれ行こう、夫との仲は親密なものになったいったというのだ。

結婚前の思い出のラブホテルに、浮気相手を連れて行く。

そんな変わった息の合い方をしたことで、かえってお互いに相性の良さを再確認できた、ということのようだ。

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